舞台『宝塚BOYS』を観てきました

とみ~とおみぞの出演していた舞台『宝塚BOYS』を観てきました!

千秋楽が9月2日だったので今さらという感じもするのですが、どうしても感想を書き留めておきたかったので書きます。

私は大阪公演の1日、2日(大千秋楽)を観劇しました。内容など思い切り触れていますので気になる方はご注意ください。あとアホほどダラダラ長いです!こんな長くするつもりはなかった!!なんで?!?!

 

 

 

 

 

過去の公演も気になってはいたのですが、なかなかタイミングが合わず、観劇は今回初でした。だいたいのあらすじは何となく知っていたのですが、東京公演を観に行ったフォロワーさんが、すごくよかった…!と口々にお話されていたので、観る前から大阪の2公演しか観られないことがとても悔しかったです。

 

 

「宝塚男子部」の名の元に集まった7人の青年たち。きっかけをつくった上原さん、歌うことがだいすきな竹内さん、いつも笑顔でムードメーカーな太田川さん、芝居がしたいという長谷川さん、強面だけどほんとは優しい山田さん、気遣いのできるかっこいい竹田さん、抜群のダンスセンスを持つ星野さん。

実際にずばりという人物がいたわけではなく、宝塚男子部にいた人々の集合体だとどなたかがお話されていたのですが、それぞれの人物が本当に素敵で愛しくてだいすきでした。

 

 

舞台は爆撃の音の中、暗闇に1人立つ上原さんのシーンから始まります。飛行機の音におびえ、空襲に驚き、そして玉音放送に崩れ落ちる。2日の大楽は上手側の席で、上原さんの目の前だったのですが、その表情や息づかいに圧倒されました。

うずくまる上原さんの耳に聞こえる歌声。それに顔を上げる上原さん。このシーンだけで、彼が小林先生に手紙を送った気持ちがものすごく伝わって泣けました。そして、きっとこの時の上原さんと同じように、宝塚の歌声に救われた人たちはたくさんいるのだろうなと思いました。

 

全体の感想は収集がつかなくなるのでそれぞれの人物について。

きっかけをつくった上原さん、まとめ役に任命され、個性的な部員をなんとかしようと奮闘するところがとてもかわいらしかったです。ちょっと気が弱くて、まじめで、仕切るというタイプではないけれど、でも最後にはやっぱりこの人がリーダーだなあと思える人でした。

最初に池田さんと会話するところ、回天の基地にいたとお話するシーン。「たくさんの仲間を見送り…」と言い淀むところにこころがキュッとなりました。そのあとのシーンでも、彼らの分まで、という発言や姿勢が見られ、戦後自分が生き残ったことに申し訳がないという気持ちがあったのではないかなと思います(これは他の部員も感じていたことかもしれません)

稽古場を愛しそうに眺めるその視線がすきでした。ピアノにすら愛しそうに触れて、すみれの花やモン・パリを弾く姿が、すごくすごくすきで。下手側の席につけなかったので、もっとその姿を近くで見たかったなあと思います。

公演に出演できることが決まったと同時に手紙事件が起きて、名乗り出るまで僕は寝ません!!!と言いきるところ。自分が選ばれた大劇場への出演が取りやめになるのを防ぎたいというのが一番大きな気持ちとしてあるわけではなく、リーダーとしての役を全うしようとしているところに真面目さがにじみ出ていると思いました。

そのあと、手紙が間違いだったとわかり、大劇場への出演が「馬の脚役」だと知ったところでヤケになる上原さんはかわいかったです。かわいかった、けど、やりきれないだろうなとも思いました。

合同公演が決まり、池田さんからその台本を受け取った後に賞状授与のようなやりとりをするところがすきでした。そのくらい嬉しくて神聖な台本!フランスを再現しようとわたわたするシーンも、竹内さんと得意げに「花!」と胸を張るところがかわいらしくて…!君原さんとのダンスシーンも、とてもすてきでした。

ラストのレビューシーン、ステージの真ん中で歌い踊る、上原さんは輝いていて、彼の夢は叶っただろうかと思った。いや、叶ってはないのだけど。口上?のパートの、裏返る「任せとけぇぇぇい!」がだいすき。レビューが終わり、魔法がとけたあとのようなステージで、崩れ落ちる姿がとても苦しかったです。

たかとくんはこのヅカボで初めてお芝居を観た俳優さんだったのだけど、華奢でとてもかわいらしい方だなと思いました。上原さんにそういうイメージを抱いたのも、たかとくんがそういう方だったからなのかもしれない。でもすごく熱いお芝居をされる方だなあとも思いました。

千秋楽の挨拶で、彼らのその後を観た方に感じてほしかったから一番最後に稽古場を出るシーンでその後の話を全くしないという演出を裕美さんにお願いしたとお話されていたことに、すごいなあと思いました。たしかに、彼らの夢は散ってしまったかもしれないけれど、「未来」はあるのだと思える終わりでした。

 

 

歌の上手い竹内さん。普段はみんなをよく見ていて、穏やかな優しい青年という人物なのに、自分の信じることに対しては決してブレない。竹内さんのすごいところはそのこころの曲がらなさだと思います。「折れなさ」というより「曲がらなさ」。

戦時中に上海で、上官に対して「戦争はきらいです」とはっきり口にできるところ。も~あまりにもすごい。そりゃ顔の形が変わるほど殴られる。でもきっと竹内さんは発言を最後まで撤回しなかっただろうなと思います。口上にもある「美しいものは美しい!」というフレーズも、竹内さんをとてもつよく表現しているなあと思いました。

もう一つの「つらいときこそ歌いましょう!」も、竹内さんが歌うことがすきなのだなぁとすごく伝わる言葉だなと思います。最初のお稽古のシーンで、音楽に合わせて歌う竹内さんの顔がどんどん明るくなっていくのが、たのしい!と感じているんだろうなと思って、すごくすごくすきでした。

大劇場への出演メンバーに選ばれなかったところ。最初は手紙事件の犯人だからあんなにも静かなのかなと思っていたけれど、本当に2人に選ばれなかったことがショックだったというのが分かって、竹内さんはそれだけ真面目に向き合っていたのだと気づき、なんだか失礼なことを思ってしまったと反省しました。

真面目といえば、上原さんとお互いに「わかります!」と言い合って、敬意を払うようにお辞儀をしあうところもとてもすきでした。きっとこの2人は感性が似ているんだろうなと思います。

合同公演が決まり、パリを表現するために上原さんと「花!」とするところににこにこしたし、なにより女性役をに扮する竹内さんがとてもかわいらしかった!星野さんの指示のとおり、足を揃えて、首をかしげて、笑顔を浮かべて……あれで無理だという長谷川さんは贅沢だ!という感想をついったでたくさん見かけたけれど、わたしも同意見です。騒ぐ長谷川さんに対して、こんなに一生懸命やってるのに!とむくれるところもかわいらしかった……。

山田さんたちと話すシーンで、「やさしいやつなんだよな」と声を掛けるところもとてもすきです。この言葉をかける竹内さんの声も、とてもとてもやさしい。彼らの重ねてきた時間というか、それだけお互いのことを知る関係になっているのだと分かる言葉だなあと聞くたびに思いました。

最後の稽古場のシーンで池田さんに詰め寄る竹内さんが、泣きながら崩れ落ちるのを見て、あんなにも強く、どんな時も曲がることのなかった彼のこころが曲げられてしまったと感じた。わたしもとても悲しい、くやしい、つらい。夢のレビューが終わり、稽古場を去るシーンではいつもの竹内さんに戻っていたように見えたのが少しの救いでした。

観終わって、おみぞ、あれだけ忙しい中でこんなにも精神を削るような舞台に出るの、なんてすごいんだと思いました。本当にすごい人です、図りしれない……!

歌が上手い役をやっていることにも、なんだか感動しました。感動、というとちょっと違うな、うれしかったのかな。本人が上手くないと、上手い役はできないと思うので、裕美さんから見てもおみぞは歌が上手いのだなあと思って、謎に誇らしい気持ちになりました。

レビューのダンスシーンも、星野さん役の中塚さんに負けず劣らずダンスが美しくて、思わず目を惹かれてしまった。指先まで、足先まで本当にきれいだった……!細部まで気の配られていると分かるダンスは、竹内さんの誠実で真面目な性格を表わしているようでした。

何様だという偉そうな感想なのですが、トマトに引き続き、おみぞがこんなすごい舞台に出られて良かったなあと思います。ヅカボ経たおみぞ、どうなってしまうんでしょう。きっと、もっともっとすごくなってしまう。たのしみすぎる。

 

 

 ムードメーカーの太田川さん。関西弁ということもあり、登場したときからにぎやかで明るい人だと思いました。たのしいことが大好きで、いやなことはやりたくないんだろうなということが見ていて分かる、とても人間らしいひと。上原さんのことを振り回している自覚が無いまま、いろんな場面で振り回していたような気がします。

昔宝塚で太鼓を叩いていたから、中のことはだいたい分かる!と得意げに話すシーン以外、過去のお話が出てこなかったので、戦時中は何をされていたんだろうと少し気になっていたのですが、病気が発覚するシーンで、なるほどとなりました。理由が分かると「戦争の話はきらいや」と言っていた理由も、単なる暗い話だからきらいというわけではないのかもしれない、といろいろ考えてしまった。

山田さんの話していた過去がウソだったと発覚するシーン、ひとり台所に逃げ込み、お鍋とまな板?をもってガードする太田川さんがかわいかったです。山田さんのことも怖がっていたし、結構ビビリなんだろうな。

病院から抜け出して、ひとり稽古場で鏡の中の自分に対峙するシーン。とても苦しかったです。いまでこそ、病気で徴兵を免れたなんて、ラッキーだなあと思える話なのかもしれないけれど、当時同じ様に「役に立てなかった」と感じていた人は太田川さん以外にもいたのかもしれないと思いました。他のみんなが、生きられなかった人の分まで精一杯夢を追いかけようとしている中、それすらできない自分のことがどれだけ悔しかっただろう。あのシーンはその悔しさが伝わって、めちゃくちゃ泣きました。

芸名の「わらわせたいよう」、最初は駄洒落じゃん!と笑ったけれど、レビューの中の口上で聞くと、よりいっそう太田川さんらしさを感じて胸がいっぱいになります。みんなのことを笑わせてくれる、本当に太陽のような人でした。

塩っちのお芝居を観るのはテニミュぶりだったのですが、熱さがすごい!と感じました。対峙するシーンのお芝居、本当にだいすきです!1日の回の挨拶で、最後のはけるシーンで笑いながら稽古場を去っていくのが、正しかったのかどうかずっと不安だったけれど、元男子部吉井さんのお話を聞いて、よかったんだと思えたとお話していたのを聞いて泣けました。塩っちはあの時代を生きた彼らを感じているんだ、と思えるような話でした。

 

 

太田川さんと同じく楽しいことがだいすきな長谷川さん。他のみんなが怯える山田さんや、遠巻きにしていた星野さんにも自分から笑顔で話しかけに行く姿に、壁の無い人だなあと思いました。それってなかなかできないことだと思います。あまりに長谷川さんという人の、人柄がでていた行動だった……。

戦時中の話をするところ、父は死にましたと話す長谷川さん。そしてミンダナオから戻ってきたと言う長谷川さん。芸名の「長谷川愛之助」という名前はお父さんの名前だっただろうかと思いました。お父さんの名前で、大劇場の部台に立てたら、どれだけ嬉しいことだっただろうかと思います。長谷川さんはあまり多くを語らなかったけれど、夢の途中でいなくなってしまった父親の想いを引き継ぎたい、そして生きて帰ってこれた命を夢のために全力で使いたいと思う気持ちがあったのかもしれないと思いました。

大劇場への出演が決まり、その2名の名前が発表されるシーン、みんなより一歩前に出る長谷川さんがかわいい。恋文事件で出演が無かったことになりそうで、お願いです……!と泣きそうになる長谷川さんもかわいい。馬の脚のプロ(?)として山田さんと竹田さんを厳しく指導する長谷川さんもかわいい。想いを寄せていた女の子が竹田さんのことをすきだと知って、うわ~ん!と子供のように悲しむ長谷川さんもかわいい。とみ~だからという贔屓目もあると自覚していますが、長谷川さん表情豊かでかわいかったな~~~~!!

合同公演の台本に目を通して、女の子とのシーンがあります…!!!!とはしゃぐところもすごく、年頃の男の子だなあと思いました。みんなから手ぬぐいを受け取って、フランス国旗!!と得意げになるところもにこにこしてしまいます。馬に乗って颯爽と現れるシーンまではテンションが高いのに、竹内さんのマリーに無理無理無理!となったり(贅沢者!)、君原さんが相手役となってテンションが下がったり(失礼!)、なんだか長谷川さんを見ていると、当時の彼らもいまの男の子とたちと変わらないんだなあと感じることができました。

とみ~のお芝居を生で見るのはオバリぶりだったのですが、「芝居がしたい、芝居がしたい!」というお芝居を愛する気持ちを口に出さずに居られなかった長谷川さんは、どことなくとみ~を感じるなあと思いました。

このカンパニーのみんなといることや、この宝塚BOYSという作品に出演できていることがすごく楽しいんだろうな、嬉しいんだろうな、ということが、公演中のTwitterなどから痛いほど伝わってきていたので、千秋楽の挨拶で話を振られただけで泣いてしまうとみ~を見て、なぜかわたしも泣けました(わたしはとみ~の涙にとても弱い)

ダンスシーンも、ボールルームの企画の経験があったからか、ターンがとてもきれいだった…!君原さんとのダンスシーンで、キスを飛ばすところ、チャーミングでだいすきです!

 

 

強面の山田さん。登場シーンはまるでヤのつくお家の方のようで、ビビりました。でもお稽古のシーンでは一生懸命星野さんの真似っこをしていて、すぐに悪い人ではないかもしれないと思いました。

「文句は俺のこぶしの届くところで言え!」という口ぐせは、正義感の強い山田さんの性格をすごく素敵に表していると思います。わたしはこの台詞と、星野さんが去った後の太田川さんの発言に対して言った「文句はあいつの拳の届くところで言え!」がだいすきです!

竹田さんが合流してからはすっかりいじられキャラになって、より一層かわいらしさが増しました。過去を知る竹田さんの登場に焦りまくって、太田川さんに「何語?」と言われてしまうところ、めちゃめちゃおもしろかったです。

お家が日舞の家元だと分かり、そして愚連隊の使いっぱしりだったと分かり、山田さんのドア芸があり、そこまではすごく笑えるのに。特攻隊の話は兄のことだと分かり、母親に手紙を書いていたと分かり「ハッタリかましてでも!俺がしっかりせな!!」と自分に言い聞かせるように話す山田さんを見て、とても苦しくなりました。

このシーン、山田さんと一緒に『かえり船』を歌うみんなの姿を見て、それまでバラバラだった7人が仲間になったように感じました。過去と区切りをつけて、宝塚男子部という夢に向かって居直ったような、そんな雰囲気が感じられる場面だと思います。

合同公演の台本が手渡され、パリを表現しようと騒ぐシーン、ナポレオン!と得意げにするのがとてもかわいらしかったです(すぐ星野さんに却下されてたけど)

長谷川さんの為に竹田さんとすぐ馬の役になるのも、良い人だなあ~~~!という気持ちになる。竹内さんも言っていた通り、本当にやさしいひとだなあと思います。レビューのシーン、口上の中で呼ばれる「みらい かわる」という芸名がだいすき。きっといろんな気持ちが込められている。

山口さんもこのヅカボが初めましてだったのですが、独特な空気と、言葉の端々から山田さんと同じく優しい方なんだろうなあと感じました。千秋楽の挨拶で、このメンバーが愛しくて泣けるというお話をされていて、それを聞いたほかのメンバーも頷いて泣いて、そんな、共演した仲間を愛しいと思う関係ってなんてすごいんだろうと思って、聞いているわたしも泣けました。すごく尊い関係性だなあ。

何目線か分からなくなってしまうのですが、そんな風に共演の方が思うような舞台に、とみ~やおみぞが出演することが出来て本当に良かったです。

 

 

6人より少し遅れて部員となった竹田さん。寮の場面ではいつも他のみんなにお茶を出している印象があります。一番下ということもあるかもしれないけれど、そういう気配りがきちんとできる人。

星野さんに、なんでここにと尋ねられ、結局給料なんだろと少し馬鹿にされるように言われ、「生きるために」と返すあのまっすぐな強いまなざしがすきでした。

顔が良くて、歌がうまくて、お前ならいける!と周りに薦められ、宝塚のことも演劇のこともなんにも分からないのに部員に志願して、そして部員になってしまうところが、竹田さんのすごいところだなと思います。

竹田さんからは「生」という印象をつよく感じたように思いました。うまく言えないけれど、父親のこともあったからか、いつでも「生」と「死」が近くにちらついていたような、なんだかそんな感覚。ともすれば竹田さんもなにかがきっかけで、ふいにいなくなってしまいそうな雰囲気があった(とわたしは感じました)

生徒たちと関わりを持つことに対しても、いけないことだと分かっていながら、「すきになってはいけないのですか」と上原さんにまっすぐ返すことのできるこころの強さ。あそこのぴりりとなる空気感、とてもすきです。

戦死通告が届く場面。言葉はほとんどないけれど、見ていてとてもつらい。わたし、竹田さんは父親に見つけてもらいたくて、父親が帰ってきたときに驚いてほしくて、男子部に入部したという気持ちもちょっとだけあるのではないかと考えていたので、父親が死んだと分かった時点で、竹田さんの夢は敗れてしまったのかもしれないと思いました。

太田川さんを探しにみんなが出て行ってしまった寮で、君原さんにかけられる「竹田くん、だいじょうぶ…?」という言葉と、そのあとの表情に涙が出た。

一馬のお芝居を見るのもテニミュぶりだったのですが(しかも映像でしかみたことない)すごく繊細なお芝居をされる方だなあと思いました。竹田さんという役がそうだったからなのか、分からないけど。目が大きくてお顔が華やかだからか、レビューのシーンでどこにいるのかすぐ分かりました。タキシードがすごく似合っていた!かっこよかったなあ。

まだ竹田さんが入ってくるところまで稽古が進んでいない段階でパンフレットに掲載されていた対談をしていたようなので、もっと進んだ先だったらどんな話が聞けたかなと気になります。

 

 

志望して入部してきた他の6人と違い、唯一「頼まれて」入部してきた星野さん。正直、登場してきてから恋文事件のところまでは、なんてやなヤツなんだ~~!と思っていました。笑

あてつけの用にくるくる回るし、脚を上げるし、他の6人を見下しているような態度がすごくむかついた…!(そういう風な気持ちにさせる中塚さんがすごい)

だけど星野さんの気持ちになって見れば、自分より全然レベルの低い人達の中に放り込まれて、きっとダンサーとしての誇りやプライドが我慢ならなかったのではと思う。そして自分の実力なら誰よりも早く大劇場に立てるという自信があっただろうに、それも叶わなくて……。

でもあの夜、急に他の6人との距離が縮まったのは、大劇場へ出演する2人が「馬の脚役」だと知り、男子部がひとりの役者として宝塚に求められていないことに脱力したからなんじゃないだろうか。このシーン以降から急に星野さんのことがすきになるので、自分でも単純だなあと思います。

あとこのとき、竹田さんの生い立ちを聞いて星野さんが「親父さん、帰ってくるといいな」というようなことを言っていました。そしてそれを聞いてほかの部員が顔を見合わせるような素振りをする。星野さんの優しい性格が垣間見える場面だとも思います。

合同公演の台本を貰った場面。全然興味ないという振りをしながらものすごく気にしているし、ひらり~!と呼ばれて、にこにこ顔でみんなに駆け寄るところ、とってもかわいかった!

お稽古の場面、フランスを再現することにとても積極的だし、なによりみんなが思い思いにフランスを表現する中、判断を星野さんに仰いでいるところににこにこしました。う~~~ん…と深く悩んでからの「フランス国旗!」がめちゃすきです!

他の劇場でダンサーとして出演することもある星野さんだけど、大劇場じゃないと意味ないという発言があったように、気づけば他のみんなと一緒に大劇場で公演をすることを「夢」としていたのだろうなと思いました。

でも、叶わない夢を追い続けることの虚しさもきっと知っているから、最後には男子部を辞めるという決断もできたのだと思います。7人の中で唯一自分から、男子部を辞めるという選択ができた星野さんはすごい。

レビューシーンのダンスは圧巻だった。ほんと~~~にかっこよかったな~~~~!!赤い照明に照らされて、セクシーとはまたちょっと違う、艶っぽいダンスがとてもすてきでした。

 中塚さんも今回初めて知った俳優さんだったのですが、アフトでみんなから歩き方がヤンキーと言われていたり、たかとくんと一馬に勝手に服を着られたりしていて、見た目はちょっとキツめだけど、いじられがちなかわいい人なんだなと思いました。

と思えば6人に対して「ハウス!」と言ったり、アニキ感がすごくて、その関係性にほっこりした気持ちにもなった。

 

 

レビューのシーンが始まる前、後ろから迫ってくる大階段を驚くように、そして噛みしめるように見る池田さんに、胸がいっぱいになりました。最後のレビュー、めちゃめちゃ泣いてしまうのだけど、その涙がうれしさなのか感動なのか悔しさなのか悲しさなのか、結局分からないままだった。

「おお宝塚」のなかに、「知る人もなき少女歌劇を今は誰もが知っている」というような歌詞があって、それを笑顔で彼らが歌うことの悔しさとか苦しさと残酷さがなんとも言えなかったです。

 

お稽古は結局、お稽古のままで終わってしまった。夢のレビューは結局、夢のままで終わってしまった。本当にあったことだからこそ、こういう結末になるのだと思います。

なんだか観終わった後、「彼ら」をここに連れてきてくれているのだなと強く感じました。上手く言えないのだけど、あのとき生きていた彼らを今に連れてきて、そして舞台の上で彼らは生きている。

男子部のことだって本などで文字として知ることもできるけれど、こうして動き、笑い、泣く彼らを生で観ることで、より一層、本当に彼らは存在したのだと、確かに生きていたのだと思えました。

1日に観に来ていらした元男子部の吉井さんが「彼らを連れて来てくれて、夢を引き継いでくれてありがとう」といったことをお話されていてめちゃめちゃ泣きました。

お芝居ってすごい。時空を超えて、その人物を生かすことで、歴史を伝えることができる一つのツールにもなるのだと改めて気づけた舞台でもありました。

私は大学時代、歴史を専攻していて、しかも大正~昭和の学生について学んでいたのですが、宝塚に男子部があったことなんて全然知らなかったので、今回、いちばん彼らが生きていたと思えるようなかたちで知ることができ、本当によかったなあと思います。

 

千秋楽の挨拶で、たかとくんが「だいちくんが、この『宝塚BOYS』に関われた人はしあわせだ、とよく言っていて、決めつけるみたいになってしまうけれど、今日観たお客さまもきっとみんなしあわせだと思う」 と話していました。

こんなに心を震わされるお芝居を観られたこと、本当にしあわせです!!!!!

 

はやくDVDが見たい~~~!!

 

 

 

『ディペンデントデイ~7人の依存症~』を観てきました

劇団プレステージ第13回本公演『ディペンデントディ~7人の依存症~』を観に行ってきました!昨日12日は千穐楽!おめでとうございました!そしてお疲れさまでした!!

わたしは4日のソワレと5日の公演を観ることができたので、そちらの感想をまとめました(と思ったのですがあんまりまとまっていません)

内容など触れておりますのでご注意を!

 

 

 

 

あらすじをざっくり書こうと思ったのですが、うまくできないので諦めました。

仕事が忙しかったこともあって、今年はあまり事前のキャスなども聴けず、割と前情報なしのぶっつけ本番で観劇に向かったように思います。シブゲキは4月に劇団アニメ座の公演で行った以来でしたが、その時とはなんだか違う劇場に思えました!なんでだろう?セットかな?

 

ハイスピードアクション依存症コメディと事前に言われていたのを聞いて、どういうこっちゃ?と思っていたのですが、観終わってみたらその理由が分かるような気がします。テンポが良くて、すごくおもしろかった~!!!笑える場面と締まる場面がハッキリしていて、観る側も気持ちを切り替えて観ることができました。

4日は後方通路側だったのですが、1番最初のシーン、横を通ったのに懐中電灯を持っているのが誰か分からなくて、ステージの上で初めて、りょーくんだったのか!と気づいた。あそこのれおなさん扮する池山とのバトルシーン、かっこよくてめちゃすきです!

 

OP、暗闇の中から歌が聞こえて始まるのも、めちゃめちゃカッコイイ……!となりました。あのシーン本当に、ぞわぞわーっとなってテンションが上がります。座りながら肩が思わず上がりました。

暗がりの中、マントを纏った人たちが登場して、曲に合わせて幕を使ったパフォーマンスをするのもかっこよかった~!

下手側にいたのがそまさん、坂ちゃんさんで幕を引いていたのがおたまだったかな?棒でリズムを刻みながらなので、幕を張るのも幕を引っ掛けたままにしておくのもなかなか難しそうでした。でもゆじろさんだな~~~という感じがしてニコニコした。すきです!

 

依存症更生施設「そえぎの森」の校歌?施設歌?がほんとに耳から離れなくて、いまでも口ずさんでしまいます。添えるよ(曖昧)支えよう、そえぎの森~♪のところの動きもすき。あれ覚えたい!DVD出たらがんばります。

最初のセミナー?のシーンもだいすきでした。4日初めて観たとき、川崎さんや光代さんの話を聞いてみんなが拍手するシーンで、思わずわたしまで拍手をしそうになってしまった。ウソちょっと拍手しました(そしたらその後のシーンで適当なこと言ってたと知って、嘘か~~い!となった)

あと優星くんと笘篠さんがカブトムシとクワガタのお面をつけるのですが、5日の公演では笘篠さんのお面の輪ゴムが切れてしまって、光代さんがお手伝いしながらバトルシーンを再現してたのがかわいかったです!

終わったあと苫篠さんが優星くんに「どうしよう…」みたいな感じにお面を持って駆け寄って、「大丈夫、大丈夫!」って慰められてたのもニコニコしました。

依存症のみんなそれぞれキャラが濃かった~!どのキャラもめちゃめちゃおもしろかったです!

 

ラストもとてもすっきりできる終わり方でした!優星くんが「完全、勝利…!」と言ってパソコンを持ち上げるの、ウワ~~~~~!となります。

暗闇の中から、壊れた柵を踏みしめてディペンデントたちがゆっくりと進んでくるのも、ぞわぞわ~~となって本当にかっこよかった……!

観終わったあと、依存って一見「弱さ」を表す言葉だけど、「強さ」でもあるなあと思いました。その対象は人であったり、ものであったり、何か行動であったりいろんなものがあると思うけれど、そういう対象がある人というのは、芯のある、ブレない人だと思います。

ブレないひとはかっこいい。大地くんも、飯田くんも、川崎さんも、光代さんも、苫篠さんも、優星くんも、それから広澤さんも、みんなかっこよかった!!

 

 

大地くん。あんなにかっこいいのに、亮くんに対する発言・行動が絶妙に気持ち悪くて最高でした。

最初の「亮ちゃんの匂いのするものちょうだい!」も「ブスブス、亮ちゃんの寝顔の方がかわいいよ!」も、気持ち悪さを表しつつ、大地くんが亮くんに依存していると一瞬で分かる台詞だったと思った。亮ちゃんとお話するときのちょっとかわいい感じの大地くんがすきです。

最初のコートをもらって袖を通すまではうれしそうだったのに、フードを被った瞬間、別人のように空気が尖るのに、ぞわっとした。株さんすごいなあ。

どこまでも亮ちゃんのことばかりで、飯田くんの気持ちを考えるとわたしはひとりなんとも言えない気持ちになっていたりしました。

最初はきっと、絶対に野村大臣のことを殺してやる!という気持ちでいたと思う。そしてそれはギリギリまで持っていた気持ちだったとも思う。

でもいくら憎い気持ちがあったとしても大地くんはそんなことできない人だし、優星くんの話をきいて、そこまで思いきれないところが、大地くんの甘さであり、やさしいところだと思いました。

亮くんは大地くんのことをどう思っただろうか。でもいくら自分のためとはいえ、大地くんが人殺しになるのは望んでいなかったと思うので、きっとこれでよかったんだと思います。

フォロワーさんも言っていたけれど、「これは亮ちゃんの分、これも亮ちゃんの分、そしてこれは亮ちゃんの分だ!」があまりにもブレなくてすごいと思った。亮ちゃんの言葉を思い出して、飯田くんの存在に気づくシーンがとてもすきです。

 

 

飯田くん、わたし登場人物の中でいちばんすきかもしれません。2回目観たときは、飯田くんの気持ちをいろいろ考えてしまいました。

飯田くんの大地くんに対する気持ちは、依存というより憧れという言葉の方が近いような気がするけれど、飯田くんにとって大地くんはとてもとても大きな存在で、それを心に留めて見ると、本当に胸が苦しかった。

亮くんが秘書官になると新聞に載ったと話すシーン、あそこで「大ちゃんも空手の大会で優勝したじゃん!」と話す飯田くん、とても誇らしい気持ちだったろうなと思いました。大地くんが亮くんのことを誇らしいと思うように、飯田くんも大地くんのことを誇らしいと思っているのにきっとそれは大地くんには伝わっていない。大地くんの依存は亮くんに受け止めてもらっていた(という風に思えた)けど、飯田くんは同じようには大ちゃんに受け止めってもらってなくて、それを思うときっと苦しかっただろうなと泣けました。

ついったでも呟いたのですが、大地くんが施設を出るシーン、4日の席は上手側だったので飯田くんのお顔を見ることはできませんでした。たぶん、必死で泣きそうなかたい表情をしているのだろうなと思っていたのですが、5日に下手側の席から見たら、飯田くんは笑っていました。たしかに必死ではあったけれど、笑顔で、大ちゃんのこと守るよ!と言っていた。

この笑顔の理由を観終わってから考えていたのですが、飯田くんの記憶の中の亮さんは、きっと大ちゃんに対してずっと笑っている人で、亮さんだったら大ちゃんとどんなふうに向き合うかを考えたからなのかもしれないと思いました。きっと亮さんだったら笑顔で、大ちゃんのことを不安になんてさせなかった。なんだかうまく言えないけれど、憧れの人の憧れの人に憧れる、というか、そんな感じなのかもしれないと思います。

飯田くんはきっとすごくすごくやさしい人で、亮さんのことで頭がいっぱいの大ちゃんを、放っておけなかったんだろうな、と思うし、土橋が最初に現れて優星くんを殺そうとしたときも、許せないという顔をしていたと思う。大ちゃんと大臣が戦うところも、苫篠さんを後ろにして少しかばうようにしているのかな?と思ったし、大ちゃんが大臣に向けて刀を持った時も、やめてくれという顔をしていた。大地くんが大臣を殺さなかったことでいちばん安心しているのは飯田くんなのかもしれません。

FRESH!でのお芝居や、ぼっくるでのお芝居を観て、りょーくんすきだな~~!!と思っていたのですが、今回のデデデイでもっとすきになりました。いままであまりみたことの無い役だったけど、すごくよかったなあと思います!

 

 

優星くん、そまさんにとても似合っていた。大地くんに年齢を尋ねられて、俺のほうが下でしょ?と言いながら、大地さんではなく大地くんという呼び方をしているところ、18歳という感じがめちゃした。苫篠さんのことをゲームのキャラみたいに思っていて、大地くんに苫篠さんであそべばいいよという薦め方をするのも最高。

土橋に対して、あいつのビジュアルみました?!ゲームのキャラクターみたい!能汁ドバドバ出る!ってテンションあがったとこの瞳が、狂気を感じてだいすきでした。そんな土橋を同じ様にゲームのキャラみたいに思ってる苫篠さんを操って倒すの、めちゃめちゃたのしかっただろうな~~~~!!

スマホを借りて、ルームチャットで情報収集するシーンで、まじか~~結構多いな~~みんなさんきゅ、と焦りながらも、たのしそうな優星くんがとても印象的です。インカムをつけて「僕は苫篠さんに集中します」という台詞もだいすき。

優星くんは実の父親に存在を隠されて生きていて、でも別に不自由の中で縛られていたわけでなくて、普通の生活を過ごしていたんだろうなと思う。

優星くんにとってゲームの中で兵を率いて、自分の立てた戦術で勝利して、みんなにレジェントと讃えられることは、すごく快感だったのだろうな。年齢とか見た目とか関係なく、自分の実力だけでのしあがって…。それはスマホゲーム依存かと言われると、そうではないのかもしれない。そう思うと、優星くんはやっぱりお父さんと似ているところがあるのかもしれないと思いました。

テロリストに対して息子を殺しても構わないというような野村大臣だけど、それってたぶん大地くんがそんなことが出来ない人間だと分かっていたからだと思うし、大地くんがそういう人間でなかったら別の行動をとっていたかもしれないなと思う。わたしは、優星くんは父親に愛されていたんじゃないかと思います。

繰り返しになってしまうけれど、本当に本当にそまさんに似合っていた。具体的にどこがと言われると難しいんだけど、ぴったりだったな~~!わたしはそまさんの瞳のお芝居がとてもすきなのですが、大地くんの話を聞くシーンの眼差しや、大地くんを応援するシーンの瞳がとてもすきでした。

 

苫篠さん、かわいいとこが盛りだくさんでした!最初、何の依存か全然分かんなくて、なにをウロウロしてるんだろうと思ってしまった。そえぎの森のダンスも、ダンスが得意だからひとつ振りが多いのかも~~!と思ってたら単純に肉まんくるくるしてただけでした。

エアいらっしゃいませに対して「いらっしゃいませはコンビニバイトの基本ですから!」と返すのが、得意気でめちゃカワでした。大地くんの話を聞いている時、足を揃えて膝の上で手も揃えてちょこんと座ってるというのもカワイイ!

優星くんが苫篠さんで遊ぶって話ししたときは、ちょっとやめてよ~!っていう反応なのに、クイズ出してよいつものやつ!って言われると、ノリノリで「苫篠聖也の、コンビニクイズ~!!!」って始めちゃうものかわいい。

大地くんが一人で動こうとしたときに、発注を覚えてから!と苫篠さんがいちばん最初に声を上げるというのがすきです。きっと大地くんを引き留めないといけない!といろいろ自分で一生懸命考えて、(結果ズレてるんだけど)かけた言葉なんだろうなと思いました。やさしい子だな~~~~

72時間連勤の最後のところ、4日夜はセンターに椅子を持ってきて背もたれに頭を突っ込む、5日は一回上手袖にはけて、走り込むようにして背もたれに頭を突っ込むという日替わりでした。コンビニと自分が一体化しているように思えて…!と話すときの笑顔と声が気持ち悪くてすきです。

土橋と戦う時の、「行くよ苫篠さん!」「オッケー!」というやりとりもめちゃすきでした。優星くんに操られてる苫篠さんに、なんだかよく分からないけど、くぅ~~~~!という気持ちになります(???)そのあとの、野村大臣と戦うシーンも、優星くんに操られてるとはいえ、とってもかっこいい。あんなに強い相手にも、ひるまない。体に染み付いてしまっているだけなのかもしれないけど、すごいなあと思いました。

衣装が細身のパンツだったので、おたまに最高にピッタリで、それだけでありがとうと思いました。ポロシャツも似合ってたな~~~!5日は下手側の席で、最初のダンスも、コンビニ拳法も目の前で見られてとっても嬉しかったです。かわいかった!

 

 

川崎さん、光代さん、美玲ちゃんも、それぞれとってもおもしろかった!!

坂ちゃんさん演じる川崎さんの、ギャンブルのなかでも競艇というのがあまりにはまりすぎていた(分かる)美玲ちゃんに対して、俺にはチャカチャーンないんかい!と怒るの、かわいかったです。

自分さえよければいいという部分が多々見受けられたけれど、野村大臣との会話の中で「レースが…」と噛みしめるところ、すごくすきでした。あそこのシーン、あんたが負ける方にな!って叫ぶ川崎さんかっこいい。美玲ちゃんにジジイ呼ばわりされてたけど、川崎さんはいくつなんだろう、気になる!

ながたくさん演じる光代さんは母性がすごかった~!!お母さんのやさしさがにじみ出ていた!なのに子供のランドセルを売りに出しちゃうところ~~~スキ!!出品を取り下げたのも、子供のためというわけではなく、炎上してしまったから(おそらく評価等に影響がでるから)というところも最高に推せます。

飯田くんや大地くんにかける言葉がやさしくて、特に飯田くんのことをとてもかわいがっているように見えて、挙句敵である池山への言葉すらもやさしくて、そういうところもいいなあと思いました。

美玲ちゃんはズルすぎました。チャカチャーン!が頭から離れない~~~!!まなるさんほんと、かわいかったです!!!脚がめちゃめちゃキレイでずっと見てしまっていたのだけど、4日の物販で本人にそれをお伝えしたら爆笑されました。単なる恋愛依存じゃなくて、トレンディドラマ依存も併発してるってところが最高だった。結局美玲ちゃんがいちばん最強だったのかもしれないです。

 

広澤さんも絶妙でしたよね。しんぺーさん似合ってたな~~~!ハルク化した後正気に戻って、なんでわたしは縛られているんですか?!って慌てて、ほんとに覚えてないの?と隣の優星くんが引くシーンと、縄からほどかれた後真っ先に隠しタバコを取りに行くところがめちゃすきです。依存してる!!登場シーンで、普通に着てるアロハかわいいなって思いました。どこで買ったんだろう……。

秀さんのハルクはめちゃめちゃ笑いました。ほんとに別人になっとる~~~~!!腹筋すごかったです!なんか秀さんて体が大きいイメージはあったけど、あんなにムキムキだと思ってなかったのでびっくりしました。美玲ちゃんとの美女と野獣シーン、だいすきです。誰彼かまわず襲うけど、美女は襲わないの、やさしいな~~~(そしてやっぱり美玲ちゃん最強かもしれない)

 

章太郎さん演じる野村大臣、かっこよかった~~~!章太郎さんほんとスーツが似合いますよね!!途中ギラギラスーツに変わったけど、それすらもかっこよかった。さすがすぎる。

亮さんのことを切り捨てたり、腹心の池山や土橋ですら居なくなっても構わないというふるまいをする悪い人ではあるのですが、丸腰の美玲ちゃんのことは傷つけなかったし、優しいところもあるのかもしれないと思いました。いやでもやっぱ、悪いやつなんですけどね。

最後も、データが見つかったから生きていても意味がない、となるのがブレなくて良いなと思いました。優星くんがプレゼントの話をするシーン、大臣は後ろを向いていて表情は見えないのだけど、どんな顔であの話をきいていただろうかと考えます。

れおなさん扮する池山もめちゃめちゃかっこよかったですよね?!観終わった後池山のかっこいいと思うところを一人ふせったーでまとめたので、全人類に読んでもらいたいくらいです。とりあえずスーツと、指先の空いたグローブ!!!かっこよすぎる!

一度目の施設に乗り込んだシーン、長い脚を組んでいるのに、サイコーーーー!!となりました。かっこいい……。OPで侵入者の飯田くんとバトルするシーンで、懐中電灯の光をノートPCで遮るのもすきです。そこでニヤリと笑うのも!!!れおなさんのかっこいいところをたくさん見られて眼福でした。ありがたやありがたや……。

土橋は優星くんが言ってたみたいにまるでゲームのキャラクターのようでした。あの胡散臭さがなんとも似合っていた…!5日の物販で、服もキャラも全部似合ってました!と小池さんに伝えたら、ウェ~~~イ!みたいになってとてもたのしかったです(???)コンビニ拳法と対峙した時、わけわかんなくて戸惑ってるのがちょっとかわいかった。公!共!料!金!で殴られるのすき。

 

亮さんもかっこよかった。大地くんの回想シーンの中だから、余計にかっこいいと思えるのだろうけど、それでもかっこよかった。施設にいたという事はきっと亮さんも親なしで、だけど自分より小さな子たちの面倒をたくさんみていたのだろうな。慕っていたのは大地くんだけじゃないと思います。

「俺なんて」という大地くんに対して、「俺が悲しむんだよ」と言うシーンがだいすきです。あんなに堂々と、お前のことを大事に想っているというの、すごい。照れとかなく、まっすぐ愛情を伝えられる人なんだろうなあと思いました。なんとなく、ゆじろさんに似ているなと思った。あと、亮さんと大地くん、つまりゆじろさんと株さんのシーンを観ながら、なんだかP1パーソナルBOOKの対談を思い出して、ひとりでアツイ…!となりました。

演出、本当に本当に大変だったろうなと思います。最後のカテコで話すのが、いつもたどたどしくて、にこにこしてしまいました。4日のカテコでおたまが「劇団イチのエンターティナー」をゆじろさんのことを呼んだときのあのむずかゆそうなお顔、絶対忘れないと思います。

 

 

14人での公演、どんな感じなんだろうと思っていたけど、本当に本当にたのしかったです!2回しか観られなかったのが悔やまれるので絶対DVD発売してほしい……!今年はなんと12月にも本公演があるみたいですね!ワーーーーーイ!年末きっと忙しいけど、絶対行きたいです!

 

 

VRシアターでの再々公演へ行ってきました!

DMMシアターでのライブが再々演するということで、14日のトラシグ・WM公演に行ってきました。

昨年初演に参加したとき、本当に感動して、再演に参加できなかったのがとても悔しかったので、今回の再々演の決定がとても嬉しかったです!

終わった後、今だからこそなんだかいろいろ感じることがあったので、忘れないようにブログにまとめようと思いました。

公演内容?について少しネタバレしていますのでご注意ください。


 


 

14日当日、会場についてまずわたしが感動したのは人の多さでした。

初演のとき、キャスト登壇イベントのときこそ満席になっていたDMMシアターでのライブですが、わたしが行ったときは前から10列埋まっていたどうかも怪しいぐらいでした。

それが、14日一番最初のトラシグ公演は最後列まで埋まっているのでは?!と思うくらいの人の多さだったんです!

以前はちょっと並ぶ程度だった物販・ドリンクの列も、ロビーには収まらないくらいの長さになっていて、なんだかもうそれだけで泣きそうでした。

そして、こんなにたくさんの人が7人のライブを観に来ているんだ~~~!と思うとうれしくてうれしくて、胸がいっぱいになりました。

 

ライブ、めちゃめちゃ楽しかったです!!というか、ひさびざにドリカペンラを振って、5人の、2人のパフォーマンスを見ることができて、それにもう、自分でもびっくりするほどテンション上がりました。

この木なんの木?も、イケるっしょ!も、開国して~!も、即位して~!も言えてホントーーーーにうれしかった!!

内容は初演から変わっていないのですが、だからこそ、ステージの上の彼らもなにもかわらず全力で歌って、踊って、笑って、手を振って、ドリアピをしてくれて、それにものすごく安心(というと変な表現になってしまうのですが)してしまったんです。

 トークもライブも、本当にそこに『居る』と思えて、生きてる~~~~~!!!!!と改めて感動しました。VRシアターはすごいヤツ!!(?)


しかも幸運なことに、お昼の公演後、奏くんとのハイタッチをすることができました…!

ブースに入って、天宮奏です!よろしくお願いします!と頭を下げるかなちゃん、ちょっと緊張してるみたいでかわいかったです。

ハイタッチが終わってからも、ずーっと笑顔で手を振ってくれていて、かなちゃんがアイドルになってくれて本当に良かったなあと思いました。

ハイタッチしたかなちゃんの手はあったかかったです。生きてた!!!!!

この企画考えた人に宝くじが当たる呪いを送りたい。ありがとうございました。


 

初演の公演はRがスタートしたころだったので、その時の彼らの言葉をいま再々演で改めて聞いて、胸が熱くなりました。

みんなを喜ばせるために、みんなの笑顔のために、俺たちができることはなんだってするぜ!!と語る純哉くん、本当に本当にかっこよかった。

ミスターアイドルだなあと思いました。

俺たちに会いたいと思うすべての人に会いたい!と話したいっちゃん。

わたしも同じ気持ち!と思いました。

彼らに会いたいと思う人たちみんなが、彼らに会ってほしい。わたしも君たちに会いたい、応援したい。この先もずっとずっと!!!!!

公演の最後に、AFSに合わせてRの映像が流れたとき、思わず歌詞を口ずさんでしまいました。周りの方も口ずさんでいて、かすかな合唱になっていたように思います。

『叶った夢の先が、きっと本当のスタートさ』

もっともっと『夢の先』を彼らと一緒に見つづけていきたい、改めてそう思わされた公演でした。


今の公演は無印のときのモーション映像なので、今度はRのときのモーションも混ぜつつ、ぜひぜひVRシアターでドリフェス!Rの公演もやってほしいです!

グレープヴァインでYMRを歌うWMが!わたしは!見たい!!!!!



ふたりの『マサキ』

『Wマサキは運命』

Twitterでわたしをフォローしてくださっている方は上記の言葉をいやというほど聞いているかと思いますし、実際にお会いした何人かの方にはなぜ2人を運命と思うのかという話をいやというほどしてしまっているのですが、前からどうしても書いておきたいなあと思っていたので、ここでも書いてしまいます。

 

の前にこちらのブログをご紹介したいです!

(勝手にご紹介してすみません。問題あれば削除しますので……!)
omguyz.hatenablog.com

もうわたしの言いたいことほとんど言ってくださっております。

他の方から『運命』という単語がでたのを見て、2人のことをそう思っているのはわたしだけじゃないんだ……!と、とっても嬉しくなりました。本当にありがとうございました(?)

 

 

いっちゃんとチヅ、太田さんと郁くん、二次元も三次元もこの2人はちょっと特別な関係だと考えています。

いっちゃんとチヅについてはアニメでもアプリでもその関係性が語られていますし、そのお話をするのはまた別の機会にするとして、ブログタイトルにも書いたように、今回は太田さんと郁くんのお話をしたいと思います。

(最初にお断りしておきますが、トラシグの3人がどうだというお話ではないです。あの3人はあの3人で、二次元も三次元もすごい関係性です……!)

 

 

 

ドキュメントブルーレイのRD!MV撮影の時に太田さんが「プレフラの時に郁のリップシンクを見て、テンションがあがった」と話しているのを見たとき、「運命だ……」という言葉が口から漏れました。

なぜそうなったのか自分でもよくわからないのですが、漠然とこの2人って運命なんじゃないかって思ったんですよね。

 

もともとアミューズに役者として所属していた太田さんと、このプロジェクトがきっかけで芸能界に入った郁くん。

プロジェクトそのものが過去に例のない手探りで始まったものだったからこそ、スタート当初はどんなふうに二次元の5人と向き合えばいいのか、どんなふうにつき合っていけばいいのかということがよく分からなかったというお話はいろんなインタビューで話されていることです。

きっとそれは周りの大人たちも同じで、だからこそ月刊『Songs』で太田さんが話していたように、『役者としてアイドルになりきればいいよ』という言葉がかけられたんじゃないでしょうか。

元々役者だった4人からしてみれば(オーディションのときに聞かされてはいたものの)自分が歌ったり踊ったりするなんて、描いていた将来像にはきっと含まれていなかったことだと思うので、戸惑いも大きかったと思います。

 

スタッフさんから『なりきる』という言葉を受けたときに、太田さんは「腑に堕ちなかった」と先述した『Songs』でお話していますが、彼の性格上、他の4人が自分と同じ向き合い方をしなかった時に、自分の考えを貫き通せたかというと、もしかしたら難しかったんじゃないかなあとも思います。

一方、郁くんは「自分がなりたかったこと、やりたかったこと、行きたかった場所にいきなり行けた」とお話していました。最初から歌うつもり、踊るつもり、アイドルとしてステージに立つつもり、でオーディションを受けていた。

だから、そういう気持ちの郁くんがメンバーにいてくれたことは太田さんにとって、ものすごく意味のあることだったんだと思っています。しかも、そのメンバーが郁くんでなくて別の人だったら、また違っていたんだとも思います。郁くんでなくてはだめだった。郁くんだからいまの関係になれた。

 

 

太田さんと郁くんってタイプ分けしたらたぶん同じカテゴリには入らないんですよね。性格的には、そんなに似ているわけではない、と思う。

でも、不思議なことに、同じだと思える部分がたくさんあります。

自分がすごいと思ったこと、いいと思ったことを恥ずかしがらずに口に出せるところ。そこにその本人が居ても居なくても気にしないんです(いやちょっとだけ郁くんは気にするかもしれない)それってなかなか難しいことだと思うので、2人のそういう一面を見るたびに、すごいなあと思います。

自分が話す、文字として表現する言葉に影響力があることを知っているところ。2人をフォローしている方は分かると思うのですが、彼らはTwitterという一方的になりがちな場で、受け取り手のわたしたちが「メッセージ」だと思える文書を毎日くれます。それは応援だったり、報告だったり、時には会話だったり……。彼らは自分の言葉が誰かに影響を与えるということをちゃんと分かっています。分かっているから、あんなにもあたたかい言葉ばかりをくれるんです。すごいひとたちです。

そしてなにより、パフォーマンスへの向きあい方。きっと「表現すること」に対する考え方が一緒なんじゃないかな。ライブでのコーレスも会場全体を巻き込んで、一緒に、ということをとても大切にしてくれます。「見る人」と「パフォーマンスをする人」に分けず、おたがいに「ステージをつくる人」としてくれる。だから2人のステージはあんなに楽しいんだと思います。

 二次元のいっちゃんとチヅに対する考え方もそう。彼らのことをとてもとても大切にしてくれているし、会場に来る人達が、2人のパフォーマンスだけでなく、4人のパフォーマンスをみたいと思っていることを分かってくれている。

3/24配信のWMのドラジを聞いたあと、Twitterにつぶやいたのですが、

 わたしこの回で、太田さんが郁くんに、メビレ前の株さんとのやりとりよかったよねって言ったのが、すごくすきなんです。郁くんが自分からこういうことをしたって話すんじゃなくて、太田さんがその話を振るのかって思ったから。これってきっと、そのときに、すごい!って強く思ったからで、それを覚えていたから話せたことだし、それを良いねって言えるのは、太田さんも同じ気持ちをもっているからだと思うんです。

 

 

冒頭で挙げたブログでも書かれていましたが、Twitterでお互いにエールを送りあうところも2人の関係性を感じて、すごいなあと思います。

昨年の夏、郁くんは初舞台で、太田さんは劇団の本公演に出演していました。その時にかわされたやりとりを見て、こころがウワーーーーーーとなりました。こないだ4月のはじめにそれと似たようなやりとりがまたされていて、ウワーーーーーーーとなってしまいました。

 

 こうして、お互いがお互いの努力を認めて、頑張ってね、そっちこそって言い合えるの、すごいです。この2人って本当に切磋琢磨という言葉が似合うんですよね……。相手の頑張りが、自分のパワーになるというか、どれだけ頑張っているかを知っているからこそ、自分もがんばれるというか。お互いに、負けたくないって考えてるんだろうなあと思います。まさに強敵、ライバル。

 

 

太田さんはいろんなところで、プロジェクトを通して、いっちゃんに会って、人生が変わったというお話をされています。きっとオーディションを受けた時、たくさんたくさん悩んでいた時期で、それが過去のストラボとか、インタビューとか、いろんなところで見受けられるんですね(もちろんわたしの勝手な想像なので、本当のことはわからないのですけれど)

そして郁くんもまた、このプロジェクトによって人生が変わった人で、お互いが人生を変えられたというプロジェクトを通して出会えたこと、すごくすごく良かったなあと思います。このプロジェクトじゃないとだめだったと思います。この出会いかたじゃなきゃだめだったとも。

そういう感覚を表現するとき、『運命』ということばがぴったりなんです。奇跡的でもあるけど、でもそのことばだけでは表現しきれない、出会うべくして会ったような、そういう関係性が2人には当てはまると思っています。

 

 

もっともっと書きたいことがあったのに、なんだかまとまりのない話になってしまいました。2人が出会えて本当に良かった。全然関係のないことなのに、自分のことのようにうれしい。2人がどんどん自分を磨いて成長していく姿を、これからもずっとずっと、見ていきたいです。

 

閉店拒否!を観てきました

舞台『閉店拒否!』があまりにもたのしかったので、せっかくブログもつくったことだし…と思って感想を書くことにしました。

きちんとした感想をあんまり書いたことがないので、読みにくかったらすみません…。わたしは17日と18日のどちらもマチネを観劇しました!以下ネタバレいっぱいしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

田舎の駅前のバーで繰り広げられる、閉店したい店員と、様々な理由で帰れない(帰りたくない)お客さんたちのバトルを描いたお話です。

登場人物も多く、バーの店内だけでお話は進むのですが、それぞれのキャラがとても濃くて、次から次へと笑えるの場面がくるのでテンポよくお話をたのしめました!

最初はやんわりと(?)帰ってほしいことを伝える守さんと、それに対してごねる客たちだったけれど、どんどんお互い意地になっていく様子がおもしろかったです。

どうでもいいのですが、帰りたくないという目的が同じといえど、あんな年代も職業もバラバラのひとが一緒に飲むってすごいことだなあ。

一緒にどうです?ってみんなに声をかけていた井上さんの人柄がすきでした。

 

閉店したすぎてお客さんを締め出してしまうところとか、配電盤をブッ壊しちゃうところとか、守さんの行為がどんどんエスカレートしていくのにちょっとした狂気を感じて、そうまでして帰りたい理由って一体なんなんだ……?!とお客さんもどんどん気になっていったように思います。

途中、守さんの口からリリカ教官の名前が出ていたけど、安西先生の流れでサラリとでてきたので、私が知らないだけでそういうアニメがあるのかな~ぐらいに思っていました(察しが悪い)

 

オチというか、最後のシーン。そうきたか~~~~と思って、とても心に刺さった……。このシーンの祥平さんの演技がまたすごくて、観ていてとてもくるしかったです。

初回は話を飲み込むのに精いっぱいだったのと、有り難いことに3列目という良席で見たれたので、圧倒されて泣くまではいかなかったのだけど、2回目はステージ全体がみえる席だったので、守さんの発言に引いていく周りのみんなの表情とか、かけられる言葉を噛みしめてしまってボロボロ泣いてしまいました。

理由を話し始める最初の方、守さんの発言とか周りの発言に対して結構客席からも笑いが起きるんですけど、それもつらい。

ここで笑える人はわたしみたいなオタクのことわからないんだろうなあって思ってしまった。

剣持さんが何にも言わないの、初回はあんまり気にしてなかったけど、2回目改めてみると、たしかになんにも言ってなかったなって思った。

周りのひとたちの言葉も、かみしめるように聞いているように見えました。

それぞれみんな、大事に感じることは違っていて、それをその人がどんなに大事に思っているかなんて本人じゃないとわからないんだよなあ。

もしかしたらわたしも知らぬ間に誰かのことを傷つけてしまっているかも、と振り返りつつ、わたし自身も自分が大事に思うことを大切にしていきたいなと思いました。

 

 

剣持さんはグラフィックデザイナーにみえなくて、どこかの商社の営業マンってくらいスーツが似合っていた。お金持ってそうです!実際持ってたし!

あと有坂さんめっちゃすきでした……。細くて背が高くてメガネであまり日の下に出てなさそうで、神経質でめんどくさそうなとこが最高です……。

なのに伴内くんに見つかった時にはソファーに飛びついたりしちゃう。カワイイ。

伴内くんは火事のシーンの突然ミュージカルにも笑ったけど、急にカンカンカンカンって言い出したの聞いてハチャメチャに笑いました。劇中一番笑ったかもしれない。

 

 

おたま演じる岡ちゃんのお話。

まず衣装がトンデモ良くてですね…!ビジュアルが出た時も思ったのですけど、生で見た岡ちゃんもサイコーでした。

スタイルの良さが際立つというか、ほんと脚が長い!!細い!!!!

背中をこちら側に向けるたびに、カマーベストを見せつけられて、ウッ……となりました。

岡ちゃんはちょっと流されやすくて、でもまじめで、守さんのことをすごくすごく慕っている子。も~~とにかくかわいいんですよ。

守さんが話を聞いてくれなくて拗ねちゃったり、守さんが怒ってるんじゃないかって不安になったり、守さんが怒ってないって分かって安心したり。守さんが頭を下げたら絶対自分も会釈するし。かわいい。

顎のホクロをからかわれて落ち込んでいたのを守さんに励まされてから、ずっとついていくって決めたと話していたけれど、これってこのお話の中で一番最初に出てくる「他人からしたらどうでもいいけど、本人にとっては大事なこと」だったのかもってあとから思いました。

あのシーン、わたしも笑ったし客席からも笑いが起きたけど、岡ちゃんにとってはめちゃめちゃ嬉しかった出来事なんだろうなあ。

守さんはきっと、そこまで大事な話だと思ってないんだろうけどね。

 

守さんのことを慕いすぎて、途中ヤンデレみたいになっちゃってたとこ、も~~だいすきでした。

登場シーンがジョジョ立ちみたいになってたとことか、カウンターで手を伸ばしてバタバタするところとか、高い思いつめたような声で「話し合いましょう」っていうとことか、コメディの中の狂気って感じで、わ~~~!ってなった。

逆に頼りにされたことがうれしくてにこにこ見守っちゃうところとかすごくかわいかったし、そんな自分がお客さんに不審そうに見られてるのが不思議という顔をしてたのもかわいかったです。

殺人鬼になりきるシーン、ヒャハハハハ!って出てきて笑いました。前のシーンとの温度差!すき!

ナイフをヨコにして舐めるのとタテにして舐めるのとどっちも見られてうれしかったです。

わたしが観た回は2回ともちょっと踊ってくれて、それにもテンション上がりました。

お客さんが帰った(と思った)ことにテンション上がって守さんとダンスしちゃうとこもすきです。ナイフ持ったままハイタッチしそうになるとこも。岡ちゃんは周りが見えなくなっちゃうタイプなのかな。

 

守さんの帰りたい理由が分かって怒るシーン。

「そんな理由で俺は殴られたんですか?!」的なことを言うのですが、どれだけ守さんを慕っていても、岡ちゃんにとってはどうでもいい理由なんですよね。

それに「そんなこと」と思える理由を、守さんに話してもらえなかったことも悲しかったのかなと思いました。

(でもじゃあ話されてたとして、岡ちゃんが受け入れられてたか?というと違うとも思うけど)

拘束を解く守さんに「なんか、すみません……」と謝るシーン、苦しそうで、観ているこちらも胸が締め付けられました。

いろんな感情が詰まっていた。

守さんのことをあんなに慕っていたのに、受け入れられなかった自分自身にもがっかりしたのかもしれないです(これはちょっと夢見すぎかもしれない)

 

 

コメディのお芝居はいろんな表情を見られるからすきなのですが、今回は単純に表情だけじゃなくて、いろんなおたまを見られました。ありがたいことだ。

うまく言えないけど、おたまって役に入ってもおたまなんですよね。なんだろ、なんか、おたまを感じる。

そこにいるのは岡ちゃんなんだけど、『太田将熙』でもあるんです。わたしはそれがすきです。

前にあたっくストラボで、おたまの演じた北が自分と全然違ってよかったとしんちくんが言っていたのが印象に残っているのですが、それをすごく思い出しました。

今回の舞台も「おたまにしかできない岡ちゃん」だった。

とにかくもう、よかったです!!!!!本当にだいすきな作品になりました。

 

2回しか見られていないのが悔しくて、ほんとは千秋楽もとんぼ返りで観に行こうかとぐるぐるしていたのですが、大人しくDVDを待つことにします。

DVD発売は夏みたいですね!もちろん予約しました!発売まで思い返してわくわくすることにします!

こんな素敵な舞台とめぐり合わせてくれたおたまに感謝でした。

 

いまおもうこと

あの3/5から6日が経ちました。

きっとドリフェスをすきな方にとって一番長い6日間だったのだろうなと思います。

というかまだ6日しか経っていないのですね、もっと経っているような気がしていました。

いろんな方のブログやツイートを見て、いろんなことを思ったけれど、気持ちの整理の為にわたしも文章を書いてみようかなと思いました。

といっても気持ちがぐちゃぐちゃなのでいつも以上にポエム全開でまとまりの無いものになっていると思います。

飲み込めない人もまだいるんだなと思いながら、見てもらえると有難いです。

 

 

 

3月5日、お昼休みにツイッターを開いて、TLに現れた情報を見た瞬間に心臓がものすごくつめたくなりました。

そしてアーカイブの残らない緊急生放送の告知、いやな予感で胸がいっぱいになって、とりあえず仕事を何としても終わらせなくては…という気持ちになりました。

 

正直なところを言うと、ツアー中もしかしたら…と思うタイミングは何回かありました。

いちばん感じたのは愛知でのおおたさんの挨拶。

歳をとってもこのままみんなで一緒に活動していたい、そういった旨の発言は以前からもよくしていた彼ですが、ここでそれを改めて言うのはなぜだろうと聞きながら思いました。

ライブが終わった後、いろんな方におおたさんの挨拶がすごくよかったという言葉をかけていただきなぜかお礼を返したりしながら、うれしかったし、わたしも同じ気持ちだよと思って、でもどうしようもなくこわい気持ちも一緒に湧いて来て、涙が止まりませんでした。

(脱線しますが、この、あなたの推しのここがよかった!というのを公演後に伝え合うドリフェスあるある、ものすごく素敵なことだと思います。だいすき!!)

同じ気持ちを感じたフォロワさんと号泣して、そんなこと思ってもみなかったというフォロワさんを不安な気持ちにさせて、あのときはとてもご迷惑をおかけしたとあとから反省しています。

 

翌日も一人悶々としていたのですが、休み明け会社に出社したときに、とある先輩がわたしの席まで来てくれました。

この先輩は以前、ユメノコドウCDを渡した一人で、一緒に参加予定だったわたしの友人が参加できなくなった代わりに、愛知公演に一緒に入ってくれた人です。

公演前も、予習したいからCDを貸してほしいと準備をしてくれていて、当日も、タオル曲があるというわたしの発言を聞いて、ツアータオルを購入して公演に臨んでくれました。

当日の公演後はわたしもバタバタしていたし、雪が降っていたこともあり(とみたパワースゴイ!)、きちんと先輩とお話しできずにお別れしていました。

その先輩がツアーたのしかったよ!とわざわざわたしの席まで話しに来てくれたのです。

あまりにうれしくて、ツイッターに呟きました。

 

 

 

 

正直、公演後からテンションが下がりすぎて吐きそうになっていたのですが、この先輩との一件のおかげで、なんとか持ち直すことができました。

むしろ、こうやって新たに好きになってくれた人たちがいる、興味を持ってくれる人がいる、公演中も初めて参加したって人がいっぱいいた、そういう人達に対して、責任をとってもらわないと困る!!という気持ちになりました。

 

横浜公演、まだこわい気持ちはありましたが、たのしみだなあという気持ちで参加できたのは、このことがあったからだと思っています。

実際、2月25日は本当に、たのしさしかありませんでした。

入場前にロビーいっぱいのフラスタを見て泣きました。海外の方から贈られたものもあって、どこにいたって同じ気持ちで繋がっているんだなって思いました。

ライブ中もいっぱいはしゃいだし、いつも以上に声を出したし、終わった後の多幸感もこれまでで一番大きかったです。

ツアーが終わった寂しさで終わったあとは涙が出たけれど、そしてほんのちょっとのこわい気持ちもあったけれど、愛知公演が終わった後のような涙ではありませんでした。

こんなすごいプロジェクトの一員であることがうれしくて、もっともっと7人を、14人をすごい景色のところへ連れて行きたい、連れて行ってもらいたい、そういう気持ちの涙でした。

 

 

公演後、スカイツリーのショップとのコラボも発表されて、まだアプリもあるし、単なる杞憂だったのかもしれないと思っていた矢先の、アプリ終了のお知らせ。

そして生放送での、3次の活動を一旦休止するという告知。

もちろん放送ではうれしい発表もいっぱいありました。

アルバムとシングルの発売、ツアーのブルーレイ発売、バトライのブルーレイ発売(ドリフェスの、高画質高音質のブルーレイで円盤を発売してくれるところがわたしはだいすきです)

そして、武道館でのライブ。

すごくうれしかった。いつか行きたいとそまさんが言っていた場所、みんなが目指していた場所、そこでのライブが決定したなんて。

でも、ぜんぜん喜べませんでした。全部、『最後』のために用意された場所だったから。

 

フォロワさんが言っていて、首がとれるほど頷きましたが、わたしは最後の場所として武道館でライブをしてほしいわけじゃないんですよ。

いや、結果的に最後のライブの場が武道館でもよかったのかもしれないけど、『みんなで掴んだ武道館』でのライブにしたかった。

徐々にファンを増やして、より多くの人に認められて、より多くの人に知ってもらって、そして掴んだ『武道館でのライブ』にしたかったんです。

それだけの魅力と力が、7人に、そして14人にあるって信じているから。

この14人のことを知らないなんてもったいない!って心の底から本気で思っているから。

もちろん、武道館でライブをすることがどれだけ難しいか分かっているし、この決定の為に多くの人が動いたのだろうなと言うことも、大人なので分かります。

(多くの方のブログでも見ましたが、ツアーが終わってから武道館での公演が決定したという説、わたしもそうかなと思っています)

 

それでもまだ、わたしはうまく飲み込めません。

もうひとつ悔しいのが、これからどんなにすごいことが起きても(たとえば次のシングルがオリコンでもっと上位に入るとか、ブルーレイの売上がすごくいいとか、武道館が満席になるとか)「最後だから」って言葉が絶対あたまについてしまうことです。

「最後だからすごいね」「最後だからファンもがんばったね」「最後にこんな結果で良かったね」

そんなの悔しすぎます。最後じゃなくったって、結果の出せた14人なのに、なんでそんな風に言われなくちゃいけないのでしょう。

まだ誰もそんなこと言ってないのに、何も始まっていないのに、勝手に想像して涙が出るくらい嫌です。

 

 

発表があってからしばらくは、ここで歩みを止めてほしくないという気持ちと、でも最初から3年という区切りの中で進められてきたプロジェクトだったのかもしれない、という気持ちが自分の中でぐるぐるしていました。

最初から3年という期限が決められていて、制作側やキャストがそれに向けて進んでいたのなら、わたしには何も文句をいう権利はないなと思いました。

でも、発表から数日後、村野監督が「悔しい」という旨のツイートをしているのを見て、最初から決まっていたことではないのかもと思いました。

そして、それならわたしにだって声をあげる権利はあるのかもしれないなあという気持ちになりました。

 

わたし、7人みんなが好きだけど、中でも片桐いつきくんのことがだいすきなんです。

まじめで、がんばりやさんで優しくて、お菓子作りが得意で、気づかいができて、でも頑固で、やりきるときめたことに一生懸命で、なりたい自分になるための努力を惜しまない。

すきなところを挙げたらきりがない程、最高にかわいくて、かっこいいなあと思います。

そんないっちゃんのことをこれからも見ていきたい。エールを送っていきたい。

だからアプリが終わってしまう事、本当に本当に悔しいです。

いっちゃんが大学生になるの、見届けたかった。

大学生になって、アイドル活動とどんな風にに両立するのか見たかった。

だってそれがいっちゃんの「なりたい自分」だったから。

「それはまたの機会に」って言われたとつバクがいっぱいあります。

そのまたっていつ??もう来ないの??

何度考えても本当にめちゃめちゃいやです。書いてて吐きそうになってきました。

 

 

一方で、3次の7人のことを思うと、きっとこのドリフェスというプロジェクトのためにできなかったお仕事というのもあるだろうなと思います。

元々俳優さんなのだから、お芝居に力を入れたいと思っているメンバーも絶対いるし、ライブが続けばリハーサル等に時間を取られ、自分の演技を磨く時間が削られて、それに対してもどかしさを感じたこともきっとあると思っています。

もしかしたらこの一区切りで、やっとお芝居に真正面から向き合えるという気持ちになっているところかもしれません。

配信のあの表情は、納得いっているものだっただろうかと思い返します。

きっと、彼らの中でも飲み込むのに時間のかかる話だったと思う。もしかしたらまだ飲み込み切れていないのかもしれない。

そんな中であの発表をしてくれたこと、本当にありがとうと思います。

自分の口から伝えるの、嫌だっただろうなあ。

そういう彼らに対して、やだよ終わらないでよ!!続けてよ!!!と駄々をこねたくないという気持ちもあります。

 

大人の事情だって分かっているつもりです。愛だけじゃどうにもならないことがいっぱいあるって分かってます、だってわたしも大人ですから。

だから飲み込めない自分にもものすごく腹が立つし、どうしたらいいのか、自分はどうしたいのか、なかなか答えがでません。

応援したい気持ちはあります。まだできることだっていっぱいある。

要望のメールは送るし、声を上げていきたいとも思っています。

 

 

 

いっちゃんでもあるおおたさんのこのツイートが、頭からはなれません。

ずっと歌い続けていきたい、おじいちゃんになっても続けたい、個々で活動しながらも5人でずっと活動していきたい。

わたしは彼がいっちゃんだから、いっちゃんのことをもっとすきになったし、いっちゃんじゃない部分も本当にすごいと思うことが多くて、尊敬していて、まるで千手観音のような人だと思っています。

だれのことも逃さない、誰のことも余さない、みーんなを幸せにしたい。

そういう気持ちで溢れている人だと思うからです。

この発言にものすごく勇気がいったこと、この発言をすることが良かったことなのか、悪かったことなのか、分からないけれど、ありがとうという気持ちでいっぱいです。

 

 

どんなものにも終わりは来るし、このドリフェスと言うプロジェクトもいつか終わりが来るのだろうなということは分かっていました。

そのために、すきになってからは後悔のないよう、自分にできる範囲で一生懸命に応援をしてきたつもりです。そして、これからもしていくつもりです。

でも、その終わるタイミングって『いま』なのか?ってことをずっとずっと考えています。

 

ものわかりの悪い大人ですみません。

言いたいことを詰め込みすぎて、なにがいいたいのかわからないブログになってしまいました。

また気持ちの整理がついたら、きっと改めて記事を書くと思います。

とりあえずの、いま思うことでした。

 

はじまり

きっかけは2016年の年末に開催されたハンサムフェスティバル。 
そもそもわたしはアミューズのとある俳優さんがすきで、その方目的でハンサムのチケットをとっていました。 

しかし年末で仕事が忙しかったのもあり、ストラボで配信されていた事前番組もほとんど見られておらず、会場に向かいながら、今回新人が多いけど全然誰が誰なのか分からないな……と思ったのを覚えています。 
当時、若手メンバーの中で唯一認識してたのはこれまでにハンサム参加経験のあるみぞたくだけ。 
あとは一緒に参加したアミュ歴の長い友人たちに、太田くんてFROGSとか劇プレのブラックパールに出てた子だよ~と言われて、なるほどあの子か~とぼんやり思ったくらいでした。 
(劇プレのブラックパールは自分も観に行っていたはずなのに、名前を聞いても顔を見ても全然ピンときてなかった) 


ドリフェス!のことも当然タイトルすら知らず、なんか公人とみぞたくが声優みたいなことをしてるらしい?ということは風の噂で知っていたものの、アニメを見たことも、キャラクターのビジュアルを見たことも無く、もちろん曲も全然知りませんでした。 
事前番組を見れていなかったこともあり、買ったパンフレットを見て、DearDreamって一体なんなんだ??と思った記憶もあります。 
でも正直、新人の顔と名前が一致してなくても別にその子たちを見に来たわけではないし、たとえ分からなくてもハンサムは絶対にたのしいイベントだということを知っていたので、あまり心配していませんでした。 


公演が始まって途中、突然アニメが始まったのにびっくりしました。 
なんだ?!となったけど、ドリフェスっていうのか~公人とみぞたくが声優やってるのこれか~と思いながら見ていたら5人組が出てきて、DearDreamってこのグループのことか~あ、みぞたくがいるな……と思って、かかったPLEASURE FLAGという曲は(わたしの中で)あまりハンサムっぽい曲ではなく、昔追っかけていたジャニーズを思い出すようなキラキラした曲で、ちょっと懐かしい気分になりました。 
続いて出てきた公人に、KUROFUNEってなんだ?!ていうかすごい服だな?!とまた驚きました。しかも、ハンサムの中ではダンスできない組の扱いだった公人がかっこよく踊っていた事にもびっくりでした 

そしてKUROFUNEの2人に、みぞたくとやたら顔のきれいな子が加わって流れた曲が「ユレルMIDNIGHT」。 
いやユレルMIDNIGHTってそのタイトルなんや?!?!と思ったのもつかの間、めちゃめちゃかっこいい!!!何だこの曲!!!!と衝撃を受けました。メロディも歌詞も振り付けも好みに合いすぎていて、全部全部かっこよかった…………。 
正直、ユレルMIDNIGHTに心を掴まれすぎて、その後のDream Greeting!のことはあんまり覚えていません(全員で7人なんだ~と思った記憶ぐらい) 


ハンサム終演後に友人と話したけれど、その子も同じことを思ったみたいで、「ユレルMIDNIGHTやばない?!」と一緒に盛り上がりました。 
あと、みぞたくってあんな子だったっけ……???という話もしたと思います。 
ハンサム2014のときの事前番組で新人ADをしていたことが記憶に残っていたけれど、あのときはなんだかちょっとフワフワしていて、先輩に一生懸命付いていっているという印象でした。 
そんなみぞたくが2016で新人ハンサムを仕切り、トークも上手で、ダンスもキメている姿を見て、DearDreamの活動が彼に良い影響を与えたのだろうなあとなにも知らないながらに思いました。 

ハンサムが終わってその日の夜、一緒に参加した友人たちとドリフェス!のアプリをダウンロードしました。 
リズムゲームは他にもやってはいたけど、アイドルたちの服を着替えさせるというシステムがあまりよく分からなくて戸惑った思い出があります(あとダウンロードした時ちょうどクリスマスイベントが開催中で、サンタやらトナカイやら追いかけっこやらで、何なんだこのストーリーは………と混乱した) 


ここで全然話は変わるのですが、ハンサムの1週間ほど後、クリスマスに京セラドームでやるジャニーズWESTのコンサートに行かないかとイトコから誘われました。 
全然曲を知らなかったのに、おもしろそう!というだけで参加を決めたので、事前予習をしながら、こないだハンサムで聞いたDearDreamの曲もこんな風にキラキラしてたな~と思い返していました。 
コンサート当日はとってもたのしかったし、WESTの子たちにとって念願だったドーム公演の場に、にわかが立ち会わせてもらってしまったな……と感慨深い気持ちになりました。 

その時なぜか、京セラドーム全体がペンライトで埋まる景色を見ながら、ドリフェス!でもこういうライブをやってほしいなとふと思ったんです。 
知ってわずか1週間足らずなのに、なんでそんなことを思ったのかいまでも不思議なのですが、もしそれが実現したら絶対行きたいし、絶対たのしいだろうなと思ったことも覚えています。 


年末年始の休みの間にアプリを進めながら、いつきくんとチヅの関係性がすきだな~と思っていました。 
ドリフェス!でよく言われる、演技に対する違和感とかはあまり感じてなかったです。むしろ、初めてなのにみんな上手くない??とびっくりしました。 
これはわたしがキャスト(3次)からドリフェス!を知ったからなのかなあと思ってます。 
そして、お休みが終わる直前、ハンサムに一緒に行った友人に、一刻も早く見たほうがいいと勧められ、ドリフェス!のアニメを見ました。 


1話を見終わったとき、キラキラした眩しさにあてられて、そのまま一気見。8話目と10話目、そして最終話はまるでこころを殴られたような気持ちになって見ながら号泣しました。 
見終わったあとは、無理…………しか言えなくなっていたと思います。 
そしてハンサム前にドリフェス!とDearDreamのことを知らなかったことが、めちゃめちゃもったいないことだったと後悔しました。 

新しい映像をもっと見せてくれ…!となったけれど、アニメは(当たり前ですが)1期分の話しかなく、それならキャストの映像を見よう!と、そこからはYouTubeに上がっていたファンミ01の映像を見たり、ストラボで五色丼をオカワリしたり、アニチャに登録して研究室を見たり、配信されているものを片っ端からとにかく観まくりました。 
それらを見ていくうちに、アニメの中の7人だけでなく、キャストの7人もとっても魅力的で、キラキラしていて、素敵な人たちだということを知りました。 


私的な話になるのですが、ちょうど2017年の1月2月は仕事が立て込み忙しく、夜遅くに家に帰ってくることが多かったです。 
そしてほぼ毎日、アニメか五色丼かド研を見ながらひとりでごはんを食べる日々を送っていました。 
仕事上やり取りしなければならない人とどう頑張っても合わなくて、しんどい気持ちで帰ってきたときに、画面の中の7人があまりにもたのしそうでまぶしくて、泣きながら見たこともありました。 
アニメを見てからわずか一週間もたたずに、ドリフェス!というコンテンツが日常の癒やしというか、自分の中の休憩所のようなものになっていたと思います。 
ドリフェス!は出会うタイミングがあるとよく言われますが、わたしにとってはこれが会うタイミングだったんだなあといまになって思いました。 


そんな出会いから1年とすこし。 
それまでも観劇など行ってはいたけれど、どちらかというとインドアオタクのわたしが、こんなにも「現場」と呼ばれる場所に行くようになると思いませんでした。 
握手をしに出かけることも、アロハを着て野外フェスに行くことも、遠征のために飛行機に一人で乗ることも、考えられなかったことです。 
応援できるだけで十分と思っていたわたしが、もらったうれしい気持ちを返さなくちゃ!とこんなにお手紙を書くようになるなんてことも、本当に想像していませんでした。 


ここまでドリフェス!を好きになれたのは、ドリフェスーをきっかけに知り合った方々がみんなやさしい方ばかりだったことも大きいと思っています。 
ハンサムから知ったわたしを、最初から応援している人たちが、途中からとか新規とか言ったりせずに、一緒にたのしもうと言ってくれる。 
現場に行けば声をかけてくれて、顔を見て笑ってくれて、一緒にお話してくれて、わたしの訳が分からない話を聞いてくれて………このあたたかい雰囲気が本当に本当にだいすきです。 


嘘くさい言葉になってしまうのですけれど、わたし本当に顔を覚えてもらうとか、知ってもらうとか、ファンサをもらうとかは全然いいんです(もちろん、もらえたらめちゃめちゃ嬉しいしはしゃぎますよ、だって人間だもの!) 

わたしはペンライトの1つになりたいんです。たくさんの笑顔の中の1つになれればいい。飛ばされる応援の1つになれればいい。 
あなたのことを、あなたたちのことを応援している人がいるよ、しあわせな気持ちになっている人がいるよということが、彼に、彼らに伝わればこんなにしあわせなことはないです。それは、これまでもこれからも変わらないと思います。 

応援はドリカが示すもの! 
25日、満席になったパシフィコの大きな会場で、多くの方と一緒に、めいっぱいの応援と感謝を彼らに届けられること、本当に本当にたのしみです!!!!!